カラフルな色が揃った樹脂粘土で、造形後、110℃に予熱したオーブンで30分加熱すると、プラスチック素材になります。
色の混色も可能で、厚紙や木の素材、金属、ガラス、石などと一緒に加熱することも出来るので、筒型の周りをフィモでくるんで加熱すればペン立てや一輪挿しに、スプーンの持ち手を粘土でくるめば、握力の弱い方にも持ちやすいオリジナルスプーンが作れます。
また、フィモでは日本でいう金太郎あめのように、粘土の色を組み上げて模様を作り出すことが出来ます。大きく組み上げて長く伸ばす事でその模様の大きさを変化させ、薄くスライスしてベースの粘土にのせて馴染ませると、まるで模様を描いたようなビーズや作品が出来ます。加熱するまでは柔らかいので、作った模様の粘土(ケイン)もラップに包んで長く保管できます。模様を作ってアクセサリーから雑貨まで様々なアイテムを作り出すことができる事が魅力のフィモソフトです。
注意点は110℃で加熱するので、既製品のプラスチック素材は加熱しないでください。また、温度が150℃を超えるとガスが発生しますので、オーブントースター等温度管理の出来ないオーブンでの加熱はしないでください。(専用のオーブンに入れる温度計もあります)
一番厚いところが25ミリを超えるサイズのものを加熱する場合は、8ミリ毎に30分長く加熱してください。食品用に使っているオーブンでも使用できますが、使用前後に汚れや油分を拭き取り、250度で加熱して臭いを消すようにしてください。加熱直後は熱いので、冷めてから取り出しましょう。また、熱いうちはまだ軟らかく折れやすいので注意してください。
使いかけのフィモはラップに包んで保管してください。固くなった時はミックスクイックなどのポリマークレイ用のソフナーを練り込んで軟らかく戻せます。
塩ビ素材にのせておくと、フィモに含まれる可塑剤が塩化ビニールを溶かしてくっついてしまうので気をつけてください。(フィモは消しゴムと同じような素材です)
※写真は明るさを調節し、実物の色にできる限り近づけていますので、ご参照ください。